ワードプレスを使ってホームページやブログを作る上で、絶対に知っておきたい基礎知識としてレンタルサーバーと独自ドメインの存在が挙げられます。
レンタルサーバーや独自ドメインを年間15,000円程度(月々約1,200円)で契約することで、ようやくワードプレスを立ち上げる準備ができるのです。
でも
ドメイン・サーバーって言葉はよく聞くけど、イマイチよく理解できていない…
こんな方が多いのではないでしょうか?
ということで今回は、ドメイン、サーバーとはそもそもどんな存在でどんな役割なのか、ホームページとの関係性を初心者にもわかりやすく説明したいと思います。
ホームページ・サーバー・ドメイン・ワードプレスをそれぞれ例えてみよう
ホームページを現実世界のお店やお家と見立てた場合、サーバー・ドメイン・ワードプレスがそれぞれどんな位置づけ・関係性なのかを見てみましょう。
ホームページ(家)に対して、サーバーは家を建てるスペース、つまり土地のようなものです。ドメインはお家やお店の住所。そしてワードプレスはお家・お店を建築するために素人でも使えるDIY工具のようなものだと考えてみてください。
ワードプレスを使ってホームページを作成する場合は、この土地(サーバー)と住所(ドメイン)を必ず最初に契約する必要があります。
レンタルサーバーとは:土地・スペース
まず最初に、サーバーはお家を建てるための土地・スペースのような存在で、レンタルサーバーはビジネスを行うための土地を借りることができるサービスです。
それぞれ家を建てたり、お店を出したりと、比較的自由にビジネス利用のために土地を使うことができます。
レンタルサーバーの費用の相場はだいたい月額500円〜1,000円ほど。月額1,000円でオンラインビジネスの基盤ができると思えば、安い投資と言えるでしょう。
ちなみにレンタルしたサーバー(土地)の大きさによっては、複数のお店やお家(ホームページ)を建てることができます。
複数のホームページを作成して管理したい方にとっては、月額1,000円のままで複数の家や店を所有してビジネスができるので、だいぶコスパが良いですよね。
無料ホームページ作成サービスの仕組み
ちなみに、無料のホームページ作成サービスを使う場合は、レンタルサーバーを契約しなくてもホームページを作ることができます。
無料ホームページ作成サービスの仕組みは上記のイラストのようなイメージで、サービス会社が所有している巨大な土地をみんなでシェアしているかたちとなります。
無料で使える代わりにレンタルサーバーよりも自由度が低く、ルール(利用規約)に従って使う必要があります。ルール違反などがあるとアカウントが消されてしまったり、広告表示が強制的に入ってくるのが難点。サービス会社によっては商用利用(ビジネス利用)が規約で禁止されているところもあるので、注意が必要です。
独自ドメインとは:オリジナルの住所
ドメインはホームページ(家・店)の住所を表しますが、独自ドメインはただの住所ではなく、世界に一つだけの誰とも共用していないオリジナルの住所です。
ホームページアドレスやURLと呼ばれることもあります。
ちなみに、ララクリップの独自ドメインは lala-clip.com こちらになります。短くて事業名が入っているので、比較的わかりやすいかと思います。
lala-clip.com この緑色の部分は自分の好きな文字を入れることができるので、すでに使われているものでなければ、自分のビジネスにあった世界で一つだけの住所を持つことができます。
lala-clip.com この青色部分も自分で選ぶことができ、人気の度合いや知名度によって値段が変動します。以下、よく使われている一例と年間費用を見てみましょう。
年間 | 利用可能条件 | |
.jp | 3,000円前後 | 組織・個人問わず日本に住所があれば取得可能 |
.com | 1,200円前後 | commercialの略で商用ドメインのこと |
.net | 1,200円前後 | networkの略でどんなサイトでも利用可 |
.shop | 800円前後 | ネットショップや店のWEBサイト用に |
.info | 320円前後 | informationの略で、どんなサイトにも利用可 |
こんな感じで、人気どころの年間費用は安いものは数十円、人気の.jpでも約3,000円と、手が届きやすいです。
ただし、安くてマイナーな独自ドメインの場合、Web広告などを出す場合などに、申請が通らないなどの問題が起こる可能性があります。やはり有名どころの .com .net .jpあたりが安心でしょう。
無料ドメインと独自ドメインの違い
ドメインには独自ドメインと無料ドメインがあり、無料ドメインは無料で配布される代わりにドメイン元の所有物ということになります。
(上のイラストのように、アメブロやnoteを使ってブログやホームページを作成する場合、ドメインの中に必ず、利用しているサービスの文字列が入っているかと思います。)
独自ドメインは、年額を払って自分で文字列を決めた、世界に一つだけのオリジナルの住所のこと。自分が所有者になるので、無料ドメインよりもできることが広がります。(バックアップを取ったり、ブログで広告収入を得ることもできる)
ワードプレスとは:DIY工具
ホームページ(家・店)を建てるために必要な土地(レンタルサーバー)とオリジナルの住所(独自ドメイン)を契約!ここまで来てようやくワードプレスの出番です。
ワードプレスは、素人でも安心して本格的なホームページを構築することができるDIY工具のような存在です。
デザインやプログラミングの知識がなくても、教材などで学びながら自分の力でホームページを作って管理することができるようになります。
ワードプレスは、レンタルサーバーの管理画面からインストールするので、まずはレンタルサーバー契約→独自ドメインの取得→ワードプレスのインストールといった手順になります。
まとめ:ワードプレスでホームページを作るなら必ず最初に理解しておこう!
以上、今回はドメイン、サーバーとはそもそもどんな存在でどんな役割なのか、ホームページとの関係性を初心者にもわかりやすくイラストを使って説明しました。
ワードプレスを使ったホームページ作成は全世界的にとても人気で、ワードプレス作成講座やワードプレス制作代行などのサービスもたくさんあります。
しかし、ドメインやサーバーの意味がよくわからず、ただ言われるがまま作業をするのは要注意。自分のホームページ(お家・お店)ですから、土地や住所のことはしっかり理解した上で、わからない部分をサポートしてもらうといったかたちが安心ですよ。
これからワードプレスでホームページを作ろうと思っている方、ワードプレスを使っているけど、ドメイン・サーバーについてあまりよくわかっていなかった方のお役に立てば嬉しいです♪