無料または有料の会員だけが見ることができる限定ページをまとめた会員制サイト。
この会員制サイトを作る方法は複数ありますが、今回は本格的な会員サイトを作るのにおすすめの「ワードプレス(WordPress)」を使った作成方法をご紹介します。
ちなみにワードプレスを使ってサイトを作るためには、ドメインとサーバーの契約が必要になるので、月額1,000円弱の費用がかかります。
目次
1ページごとにパスワードを設定して会員限定ページを作成する
- プラグイン不要
- 難易度:
最初はページごとにパスワードをかけて、会員限定ページを作成する方法です。1つのサイトの中に、通常公開したいページと、パスワードで保護したいページを作りたいときに役立ちます。
プラグインは不要で、「公開状態」の設定で非常に簡単に設定ができます。

編集画面・右上の公開状態の横の「編集」という文字をクリックします。

公開状態を「パスワード保護」にチェックを入れて、自分でパスワードを作ります。パスワードの入力ができたら【OK】ボタンを押せば完了です。
あとは、いつも通り記事を公開して、会員の方にパスワードを教えましょう。

記事の中身を見てみると、上の画像ようにタイトルの最初に「保護中:」という文字が出て、パスワードを入力する画面が出ていればOKです。
パスワードを入力して「確定」を押せば中の記事を見ることができます。
パスワードの流出には注意が必要ですが、最も簡単で気軽にパスワード設定ができる方法です。
カテゴリーにパスワードをかける《プラグイン使用》
- プラグイン:Access Category Password
- 難易度:
続いて、カテゴリー単位でパスワードをかける方法をご紹介します。特定のカテゴリーの記事を見るためにパスワードを入力するというシステムを作ります。
無料で使えるプラグインは以下の『Access Category Password』というものがありますが、開発されてからしばらく更新がないので、ご利用のテーマやワードプレスのバージョンに合っているか、不具合がないか確認してから使いましょう。
一つのカテゴリーにパスワードをかけられるので、『会員限定』というカテゴリーを作って鍵をかけておくことで、会員になればこのコンテンツが見れるんだ!というチラ見せ効果を利用できますよ。
サイト自体の入口にパスワードをかける《プラグイン使用》
- プラグイン:Password Protected
- 難易度:
次は、サイトの入口にパスワードをかけて、全体を会員限定サイトにする方法をご紹介します。
動画やテキスト教材などをアップロードしたサイトがある程度完成したら、会員にしか見られないようにプラグインを使ってパスワードロックをかけます。
「Password Protected」というプラグインを使えば、サイトにアクセスする際にパスワード入力画面を表示させることができます。

プラグインをインストール→有効化したら、管理画面の上の方に鍵マークのアイコンを探し、クリックします。
- パスワード保護状況→有効にチェックを入れる
- 新しいパスワード→パスワードを自分で決めて2回入力
- 変更を保存ボタンをクリック→完了!
パスワード保護を有効にして設定を保存したあと、会員サイトのトップページにアクセスすると以下のような画面になります。設定したパスワードを入力しましょう。

ちなみにこのログイン画面はワードプレスっぽさ全開でダサいなーという方は、以下のプラグインがおすすめです。
プラグインをインストールして有効化し、プラグイン許可をすると、いつものカスタマイズメニューに「LoginPress」の項目が増え、ログイン画面のロゴや背景、カラーなどを変更できます。

こんな感じで、一気にオシャレな会員ログインページが出来上がりました!詳しい設定方法は公式プラグインページの動画でご確認ください。
無事にサイトを見ることができたら、管理画面に戻り、上の管理バーに緑色の鍵マークアイコンが付いていることを確認しましょう。
これで完了です。設定したパスワードを会員の方に教えればOKです。
パスワードの流出には注意が必要です。セキュリティ対策で定期的にパスワードを変更するといいでしょう。
会員登録機能・ログイン機能を入れる《プラグイン使用》
- プラグイン:Simple Membership
- 難易度:
最後に会員登録画面や、会員ごとに階級を分けて、階級ごとに見ることができるページを細かく分けることができる方法をご紹介します。
ユーザー自身に会員登録をしてもらって、ユーザー自身が決めたユーザー名とパスワードでログインをして、ログイン状態でページが閲覧できるという仕組みを作ります。
会員登録をすれば全てのページが見られるという単純な設定以外にも、会員をカテゴリー(レベル)分けすることで、ページごとに細かく設定ができます。
例えば、ユーザーを以下の4つにカテゴリー分けしたとします。
- 会員ではない
- 無料会員
- スタンダード会員
- プレミアム会員
この場合、会員にならないと見ることができないコンテンツがあったり、会員の中でもプレミアム会員だけしか見ることができないページを用意したり、本格的な会員サイトを作成することができます。
こちら、元々全て英語バージョンのためところどころ日本語の直訳がおかしい部分があるのですが、そこは修正できず・・・目をつぶらなければなりません。また、最初のプラグインの設定が大変なので、難易度は高めです。
しかし、無料で使える中では、かなり高性能なプラグインなのでコスパは最強です。
- 会員登録フォーム
- ログインフォーム
- パスワード再設定
- プロフィールページ
などの会員登録制サイトに必要なページテンプレートが全て含まれていてかなりありがたいです。
まとめ
以上、今回は「ワードプレス(WordPress)」を使った会員制サイトの作り方、3つの代表的な作成方法をご紹介しました。
- 各ページごとにパスワードを設定する
- サイト全体にパスワードをかける《プラグイン使用》
- 会員登録機能・ログイン機能を入れる《プラグイン使用》
用途やシチュエーションに合わせて参考にしてみてください!