フリーランスLife

私がビジネスの基盤作り期・導線作り期・仕組み作り期で実践したこと

タイラミオ

2年以上組織で働けない社会不適合者の会社員から、業務委託のフリーランスになって3年。働いた分だけの収入から抜け出すために経営を学び、実践し始めてから2年。

開業して約5年が経ち、最近になってようやく収入をキープしながら実働時間をコントロールできるようになってきました。

今回は、私が自分のビジネスを確立するために約2年間で行ってきた(まだまだ途中ですが)ことを「基盤作り期」「導線作り期」「仕組み作り期」に分けて実践した内容をまとめてみたいと思います。

おかげさまで、仕組み化せずにただ時間労働し続けるなんて、もう考えられなくなりました。

タイラミオ
タイラミオ

私はホームページに関する商品ですが、講座やコンサルでホームページの作り方や活用法を教える・伝えるというのが仕事内容なので、自分の専門分野で人に教えたり、コンサルしたりするお仕事をしたい方には参考になるかと思います。

【1】とにかく手を動かし行動しトライアルを重ねた基盤作り期

基盤作り期が、一番長くて険しくてめんどくさい期間ですが、ここで手を抜いて成功している人を私の周りでは今のところ見たことがありません。

あくまでも私の例ですが、基盤作りは1年〜1年半ほど。内容としては「商品作り」「拠点作り」「実績作り」の流れ、そして「ビジネスマインド作り」も徹底してやっていました。

商品作り

自分の商品を作るという作業は、自分の強みや提供できる(お金をもらう)価値を理解すること、商品の需要があるか(必要としているお客様がいるのか)をリサーチする、そして利益を出すという覚悟と責任が絶対的に必要になります。

商品内容を決めるときも、価格を決めるときも、そこには自分の商品に対する自信や責任が問われます。ここで怖気付いて価格を下げてしまったり、ライバルの真似をしただけの商品内容では、間違いなく売れません。そんな甘い世界ではありません。たとえ一時的に売れたとしても、ビジネスの継続には繋がらないでしょう。

商品作りに正解はありませんが、とことんライバルに負けない自分の強みと向き合ったり、商品を購入してほしいお客様をしっかりと絞り込んだり、自分が自信を持って提供できる価値は何なのかを考えることは必須になってくるかと思います。

また、いきなり本命商品(バックエンド商品とも呼ばれる)を売らずに、本命商品に関連するお試し商品/体験商品(フロントエンド商品とも呼ばれる)を用意して、手の届きやすい価格(無料でも良い)で購入してもらうなど二段階に分けて商品を売るなどの工夫も大切です。

拠点作り

インターネット上の拠点作りとして、基盤作りの段階でブログ・ホームページ・ランディングページ(LP/商品販売ページ)の作り込みを行いました。

今の時代に個人で商品を宣伝・販売する上でインターネットの活用は避けては通れない道。インターネット上に自分自身の拠点(お店)として、ホームページやブログを作り込みました。

基盤作り期でホームページやブログを作ったのは自分にとってすごくプラスになりました。

例えば、ホームページを作る過程で、自分の商品の特徴や強みを「言語化」することで、自分自身の頭の整理にもつながったり、自分の商品に関連する知識をブログ記事で発信することが、専門知識のアウトプットになり、自分自身の知識の定着にもつながりました。

タイラミオ
タイラミオ

人って、本当に理解していないとアウトプット(自分の言葉で、人に話したり、文章で伝えること)ができないんですよ。私は200記事以上のブログアウトプット練習のおかげで、人に伝える力は我ながらだいぶ良くなったと思います。

実績作り

商品を作ったら、次は実績です。どんなに自分では良い商品だと思っていても、実際に購入するのはお客さんです。購入者側がどんな風に感じるか、満足するのか不満を感じるのかは、売ってみないとわからないのです。

でも作ったばかりの商品がいきなりバンバン売れるわけがないので、まずはモニター価格を活用したり、知り合いに無料または特別価格で購入してもらって、率直な意見・良かった点・改善点をもらいましょう。

私の場合は商品販売開始から約1年間はモニター価格や、お客さんを紹介してもらったりして、数をこなしました。嬉しい意見も厳しい意見も受け止めながら、実績が確実に自信につながったと思います。

ビジネスマインド作り

実際に手を動かす作業と並行して、成功している人や目標にしたい人のビジネスマインド(考え方・物の捉え方)を徹底的に自分に刷り込む作業も大事です。

基盤作り期間って本当に精神的にキツいんですよ。投げ出したくなる時もあるし、会社員の方がラクだと痛感する時もあるし、こんなにがんばって本当にいつか報われるのかと途方に暮れることもあります。

そんな時に、自分が目指している人や憧れの人、成功している人たちがみんな圧倒的な作業量をこなして、困難を乗り越えてきたんだということを、ブログやYouTubeを見て知ると「自分ももっとがんばろう!」とモチベーションが上がるんですよね。

また、成功している人の考え方を刷り込むこともすごく良かった!これはYouTubeやVoicyを使って移動時間や家事をしながらなど、お金や時間をかけなくても十分にできますよ。

【2】頭を使いながら点と点を着実に繋いでいく導線作り期

基盤作り期は、結構な労力と作業量が必要になりますが、基盤を作り上げた後は頭を使って点と点をつなげていく導線作り期に入ります。

「商品」「拠点」「実績」をどうやって必要な人に届けるかを考えましょう。インターネット集客が主流の今の時代では、SNSやYouTubeなど、多くの人が使っているサービスが導線作りのスタート地点として便利です。

とは言っても、SNSでいきなり商品が売れるかと言ったらそんな甘い世界ではありませんよね。そこで、SNSからの導線として力を発揮してくれるのが、基盤作り期で作っておいたホームページ・ブログ・ランディングページの存在です。

そしてホームページにはモニターで得た実績をしっかりと記載して、お試し商品への導線を作り、そこから本命商品への導線を繋ぐ、このようにお客様がスムーズに商品購入ができるような導線を作っていきましょう。

LINE公式アカウントなどを上手く活用して、気軽にお問い合わせや、見込顧客とのコミュニケーションが取りやすい環境を作るのも大切です。

導線作りの例

SNS投稿・YouTube動画・検索エンジン(Google)対策
(情報発信・興味づけ・認知)

ホームページ・ランディングページ・ブログ
(実績の記載・商品の詳細・運営者の自己開示)

LINE公式アカウントに登録してもらう
(見込顧客とのコミュニケーションツール)

お試し商品/体験商品の紹介&販売

本命商品の紹介&販売

【3】頭フル回転で寝ても覚めても夢の中でも考え続けた仕組み作り期

基盤作りと導線作りができて、商品を販売する流れが定着してきたら、ここからは頭フル回転が必須の仕組み作り期に入ります。いわゆる効率化と言われる部分です。

特に一人(個人)もしくは小規模でビジネスをしている場合、いくら売り上げが多かったとしても、費やす時間が会社員よりも長ければ、時給換算で割に合わなかったり、自分が動けなくなったら売り上げが立たなくなるという高リスクな状況に陥ってしまいます。

つまり、費やした時間に見合う、もしくはそれ以上の利益が出るような仕組みを作ることが、個人経営で効率的に売り上げを作るために必要不可欠なのです。

この仕組み化に関しては、職種によって具体的な対策が変わってくるかと思いますが、私が挑戦している(これからやってみたい)例をいくつかご紹介するので、できることから挑戦していきましょう。

  • ブログ・ホームページ・ランディングページを用意することで、直接の商品説明(営業)や広報・宣伝の手間を省く
  • グループ単位での講座やセミナー内容を動画教材にすることで、毎回同じことをリアルタイムで話す必要がなくなる
  • 動画やテキストを作って販売することで、自分の時間を費やさなくても利益が出る(しかもオンライン教材なら在庫を抱えないのでマイナスがない)
  • ビジネスの創業者となり、実際の作業は人に任せる(例えば、スクールを作って講師を育成し、いずれは育った講師に実働をバトンタッチする)

【まとめ】学校のどんな授業よりも人生の勉強になりました

以上、長文記事にお付き合いいただき、ありがとうございました。だいぶ正直にありのままにやってきたことを書き出せたかなと思います。

私自身もまだまだ基盤作りをしなければならないことがあるし、導線作りや仕組み化の面でも課題はたくさん抱えていますが、自分の商品を作って販売して、実際にお客様が自分の商品に価値を感じてくれて、満足したという声をいただけたことが、大きな自信につながりました。

もう今まで学校で受けてきたどんな授業よりも、比べ物にならないくらい面白い人生勉強になりました。もちろんこれからもどんどん学んで実践して、上を目指したいと思います!

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