- オンラインで自分のオリジナル動画教材を販売したい!
- 動画メインのオンラインスクールを作って月額課金(サブスク)システムを作りたい!
- 動画教材をメインとした会員登録制サイトを作りたい!
今回は、オンライン化にともなって動画教材作成をがんばっているフリーランスのあなたにおすすめな「Teachable(ティーチャブル )」というサービスをご紹介します。
Teachable(ティーチャブル)とは
Teachebleはアメリカ生まれのオンラインスクール/Eラーニングシステムを構築できるサービスです。
Teachableにアカウント登録をすることで、動画のアップロードから販売、決済までシステム内で完結するので、動画共有サイトや決済システムをバラバラで登録する必要がなく、まとめて管理することができます。
Teachableでできること・強み
続いてTeachableでどんなことができるのかまとめてみました。
動画教材のアップロード・販売・決済

Teachableでは、30分・1時間と長時間の動画を1本アップするのではなく、短編動画(数分)をセクションごとに分けてアップロードするかたちが一般的です。(※上の動画はTeachableの動画コースの実際の視聴画面です。)
YouTubeにアップロードするのと同じように、動画教材をTeachableにアップロードし、コースが出来上がったら価格を決めて販売を行います。(無料コースを作ることもできます。)
販売時にクレジットカード決済機能も含まれているので、Teachableのアカウントの中で販売→決済→動画の提供までが全て完結します。
オンラインコースのサブスクリプション(月額課金)システム
動画を1回払いで販売する以外にも、今多くの人が活用しているサブスクリプション(月額課金)モデルを導入することも可能です。
クレジットカードの自動引き落としができるので、毎月請求の手間を省いて、本格的なサブスクシステムを取り入れることができます。
動画コースのランディングページの作成
動画コースを販売する際のランディングページをTeachableのシステムを使って作成することができます。
デザインやプログラミングの知識がない方でも、写真やテキスト、ボタンなどを組み合わせて問題なく作成できるのが嬉しいポイント。
Teachableひとつでランディングページと動画販売サイトを同時に作成・管理できるのはありがたいですね。
会員登録機能(顧客管理)
動画(無料・有料問わず)を購入して視聴するためには、Teachableにアカウント登録をしてログインをすることで、いつでもマイページの中で動画を視聴できます。
そしてアカウント登録をするときには、お客様の名前とメールアドレスを入力してもらうので、結果的にお客様のリスト(連絡先)をゲットすることができるのです。
見込顧客リストが取れるという意味では、無料コースの販売でも十分価値があるでしょう。
決済&売上の受け取り機能
動画を購入する際にお客様がスムーズにクレジットカード決済できるような機能が備わっています。そしてTeachableの中で売り上げた金額は、PayPalやStripeといった決済ツールと連携し定期的に売上を受け取ることができます。
Teachableのプラン比較・月額料金・手数料
Teachableには4つのプランがあります。
Free | フリープラン・無料で利用できる |
---|---|
Basic | ベーシックプラン・月額$39〜 |
Pro | プロプラン・月額$119〜 |
Business | ビジネスプラン・月額$499〜 |
最上位プランのビジネスは、管理者を20名まで登録できる、企業向けのプランになるので、今回は、フリーランス・個人起業家・小規模経営者におすすめのFree(フリー)Basic(ベーシック)Pro(プロ)の3つのプランを見ていきましょう。
プランによって異なるポイントや月額料金や手数料などを比較します。
フリー | ベーシック | プロ | |
---|---|---|---|
月額(年払い時) | 無料 | $39 (約4,000円) |
$119 (約12,000円) |
月額(月払い時) | 無料 | $59 (約6,000円) |
$159 (約16,000円) |
取引手数料 | $1(約100円) +10% |
5% | 0% |
国際カード手数料 | 3.9%+30¢〜 |
- 取引手数料とは:有料コースを販売する際に、Teachableに支払う手数料のこと
- 国際カード手数料とは:アメリカ以外の国で支払いを行った場合のカード利用手数料
フリー | ベーシック | プロ | |
---|---|---|---|
動画・コース・コーチング・生徒の登録数 | 1 | 5 | 無制限 |
登録できる管理者数 | 1 | 2 | 5 |
入金サイクル | 月1回 | 月1回 | 月1回 |
入金方法 | PayPal | PayPal | PayPal / Stripe |
独自ドメイン設定 | × | ◎ | ◎ |
クーポンの作成 | × | ◎ | ◎ |
メルマガとの連携 | × | ◎ | ◎ |
コース修了証の発行 | × | × | ◎ |
生徒の進捗レポート | × | × | ◎ |
アフィリエイトプログラムの活用 | × | × | ◎ |
Zapierとの連携 | × | × | ◎ |
すでに顧客がいて、有料動画の販売の準備ができている場合は、ベーシックまたはプロプランのいずれかがおすすめです。
まだビジネスを始めたばかりで、有料教材を作っていない方、無料の教材の共有場所として使いたい方は、まずはフリープランから始めましょう。
ベーシックプランの場合は、取引手数料が動画教材の販売価格の5%となるので、金額の高い動画コースを売りたい場合はプロプランがおすすめです。
ただし、ベーシックプランとプロプランで月額の差がかなりあるので、まずはベーシックから始めて、売り上げが上がってきてからプロにアップグレードするのがいいでしょう。
Teachableの注意点・デメリット
ここからはTeachableを使う上での注意点やデメリットも見ていきましょう。
管理画面はすべて英語
海外サービスなので当然ですが、管理画面は全て英語なので、ある程度、英語に免疫がある方じゃないと作業したり設定をするのがストレスに感じてしまうかもしれません。
Stripeでの受け取りはプロプラン以上
売上を受け取る方法としてPayPalとStripeで選ぶことができますが、Stripeで売上を受け取るためにはプロフェッショナルプランにアップグレードする必要があります。
英語→日本語の膨大な初期設定作業がある
Teachableの一番のデメリット・問題点がこちらです。早急に改善することを願っていますが、現時点(2022年12月)では、お客様が閲覧するページや項目を英語→日本語に変更するのに膨大な作業が必要になります。
具体的には、初期設定で英語になっている約500項目をすべてGoogle翻訳などで日本語に訳して登録すること。英語にはある程度免疫がある私でさえも軽く2〜3時間かかってノイローゼになりかけました。
決済先が海外サイトになるのでクレジットエラーが起こることがある
こちらも海外サービスならではのデメリットになりますが、クレジットカード決済をする際に海外サイトとの取引と判断されて決済がブロックされてエラーが起こることがあります。
特に日本で多くの人が利用している楽天カードは海外サイトとの取引に厳しいため、エラーになることがほとんど。こちらも今後日本のユーザーが増えて改善することを願います。
米ドルでの計算になるので、レートによって決済価格に変動がある
Teachableはアメリカのサービスなので、たとえ日本円で価格を設定していたとしても、Teachableを通じて決済をする際はアメリカドルでの計算になります。
つまり、その日のレートによって、日本円の価値によって、決済価格に変動が出てくるということを覚えておきましょう。
ただ、これはあくまでも管理者側に関わってくる事情であって、動画コースを購入するお客様側にはちゃんと日本円の定価での請求となるのでご安心ください。
Teachableはこんな活用法がおすすめ!
最後に動画教材販売をする際のTeachableおすすめの活用法をご紹介します。
【1】フリープランを利用する
- 動画コースの作成に初めて挑戦する人向け
- 無料の動画コースを作って配信
- 顧客リストGET
※ただしメルマガスタンドとの連携は不可
【2】ベーシックプランを利用する
- 月々の固定費をおさえたい人向け
(その代わり決済手数料が5%かかる) - 価格帯の安い動画教材を販売
- 顧客リストGET&販売の自動化
【3】プロプランを利用する
- 月額以上の売上が見込める人向け
(決済手数料無料) - 様々な価格帯の動画コースを販売できる
- Stripe決済システムを利用できる
- 複数人でスクールを運営できる
まとめ
以上、今回はオンラインスクールが構築できる「Teachable(ティーチャブル )」についてのご紹介でした。
動画アップロード+決済+提供の仕組み作りをがんばるフリーランスの参考になれば嬉しいです。