「ウェブサイトを持っていますか?」「ホームページを持っていますか?」
「ウェブサイト制作」「ホームページ制作」
どれも最近よく耳にする言葉ですが、人によって、もしくは会社によってウェブサイトという言葉を使ったり、ホームページという言葉を使ったりしていますよね。
ぱっと見、同じ意味で使われていそうな「ウェブサイト」と「ホームページ」ですが、どうして人によって呼び方が違うのでしょうか?そもそも意味は全く同じなのでしょうか?
基礎的なことですが、気になりますよね。
ということで今回は、「ウェブサイト」と「ホームページ」の違いについて。本来の意味や使い方などをまとめてご紹介したいと思います。
【1】ウェブサイト(Website)とは
「ウェブサイト」とは、ウェブページの集合体・かたまりのこと。いくつものウェブページがまとまって1冊の本になっているようなイメージです。
ちなみに、ウェブページとはインターネット上で公開している画像や文章などをまとめたページのこと。トップページやプロフィールページ、料金一覧のページ、ブログ記事の各ページなどがウェブページにあたります。
このトップページ・プロフィールページ・料金一覧ページ・ブログページなどのウェブページがまとまって1つのウェブサイトを形成しているのですね。
【2】ホームページ(HP)とは
「ホームページ」は現在では「ウェブサイト」と全く同じ意味で使われていますが、以前は違う意味で使われていました。
実はもともと「ホームページ」はウェブサイトの最初に表示されるページ、つまりトップページのことを表していました。
【TOPに戻る】ボタンの代わりに【HOMEに戻る】というボタンを見たことがある人もいるのではないでしょうか。
しかし、最近では「ホームページ」の方がインターネット上に家を作るといったイメージに合っているので、多くの人がウェブサイトと同じ意味でホームページという言葉を使っています。
特に日本人にとってはホームページの方が浸透しており、知名度も高いので、ウェブ系企業もあえてウェブサイトではなくホームページという言葉を使ったりしています。略してHPと表記されることもあります。
「ホームページ制作」「ホームページビルダー」などが良い例ですね。
【3】ウェブサイトとホームページはどちらが正解?
元をたどればウェブサイトの方が正しい使い方なのかもしれませんが、今ではウェブサイトもホームページも同じ意味で、同じくらいの割合で使われているので、どちらを使っても間違いではありません。
むしろウェブサイトと言ってもピンとこない人には、ホームページを使う方が親切ですし、ホームページと言っている人にわざわざ「正確にはウェブサイトだよ」なんて指摘する必要もありません。
逆に日本ではホームページという言葉を使う人が多いことから、「ウェブサイト」より「ホームページ」というキーワードで検索されることが多いので、あえて「ホームページ」という言葉を使ってSEO対策をする場合もあります。
ちなみに、ホームページ(Home Page)は英語では通じません。和製英語ってやつです。英語で伝える際はウェブサイト(Website)を使いましょう。
余談ですが、ノートパソコンも和製英語。英語では、ラップトップ(Laptop)といいます。
まとめ:どっちを使ってもOKだけど、違いは知っておこう!
以上、今回は意外と知らない基礎知識として、「ウェブサイト」と「ホームページ」の違いについてご紹介しました。
もともとは違う意味だったものの、現在は完全に同じ意味で使われているので、どちらを使っても問題はありません。
ただ、違いを理解した上で、使い分けられると尚良いですね。
私は基本的にはウェブサイトで育ってきたので、「ウェブサイト」をメインに使っていますが、相手が「ホームページ」という言葉を使っていたらそれに合わせるようにしています。参考になれば幸いです^^